メディコレ:マネージドの観点で優れた Google Cloud により、成長戦略に応じたシステム基盤を構築

メディコレ:マネージドの観点で優れた Google Cloud により、成長戦略に応じたシステム基盤を構築

メディコレ:マネージドの観点で優れた Google Cloud により、成長戦略に応じたシステム基盤を構築

メディコレWEB の開発は、PM(プロジェクト マネージャー)を中心に、フロントエンド側のエンジニア 3 名、バックエンド側のエンジニア 2 名で推進しています。プロトタイプからのマイグレーションの検討は 2021 年冬からスタートし、4 月より Google Cloud を採用した開発を開始、8 月にロールアウトして、9 月にメディコレWEB のベータ版を公開しています。純粋なシステムの開発期間は約 5 か月でした。

ウェブシステムとしては比較的シンプルで、SPA で構成し、フロントエンドに Firebase Hosting、バックエンドに Cloud Run を採用しています。また、データベースに Firestore、ストレージに Cloud Storage を採用。認証基盤に Firebase Authentication、定期処理向けに Cloud Schedular、非同期タスク実行用に Cloud Tasks、デプロイ周辺に Cloud Build、および Artifact Registry を採用しています。

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システム開発で工夫した点について、開発を支援したトップゲートの代表取締役 CEO である西海 孝氏は、「プロトタイプは、認証系がレガシーな作りだったので、運用時にお客様とのコミュニケーション コストがかかることが悩みでした。Firebase Authentication を採用し、ログイン リンク メールを自動送信するなどの工夫でコストを軽減しています。また Cloud Build、および Artifact Registry により、安全で継続的、かつ高速なデプロイ環境を実現し、状況に応じたシステムの柔軟性を担保できました」と話します。

「プロトタイプで利用していたオープンソースの RDB(リレーショナル データベース)を、Firestore に移行することで、高速でカジュアルに開発でき、スケーラブルな構成にできることが実績としてわかっていましたが、RDB の設計コンテキストの解釈にミスがあり、Firestore への移行時に少し苦労しました。Cloud Build、および Artifact Registry の組み合わせで構築したデプロイ系に安心感と速度があったので、実装、デプロイ、テスト、開発陣へのフィードバックのサイクルを高速に回せたことで、こうした移行時の課題にも対応できました。」(西海氏)

Google Cloud に期待する効果を橋本氏は、「Google Cloud は、マネージドの範囲が広いことと、データ分析に強みがあると思っています。データ分析に関しては、今後、十分なデータが蓄積できたら、安心で安全な情報かどうかを可視化するだけでなく、消費者や利用者のトレンドを Google Analytics で分析したいと思っています。一方、コンテンツ制作者が、現在どのようなトレンドで記事を書いているかを分析することで、どのようなデータをコンテンツ制作者に提供するとビジネスの成長につながるかを把握できます。そのためには、データ分析に強いプラットフォームである Google Cloud の利用が最適だと思っています」と話しています。

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