KINCHO、ローコード開発基盤でワークフローをシステム化

KINCHO、ローコード開発基盤でワークフローをシステム化

大日本除虫菊(KINCHO)が効率的な社内システムの内製化を目的に、NTTデータ イントラマートの「Digital Process Automation Platform 『intra-mart』」を採用した。NTTデータ イントラマートが発表した。

今回の導入によりKINCHOは、汎用機のシステム構築と比較して構築期間を大幅に短縮させ、1年5カ月で計230本ものシステムを構築した。また、生産管理システムや販売管理システムなどの各システム同士をシームレスに連携し、書類のペーパーレス化を推進し、リモートワーク時の業務を効率化させることに成功したという。

「intra-mart」の利用イメージ
「intra-mart」の利用イメージ

intra-martは、ローコード開発プラットフォームとして企業内のあらゆる業務を最適なプロセスに見直し、RPAやAIなど新たなデジタル技術や多様な開発コンポーネント群との連携を可能にする。これにより業務全体のデジタル化や自動化をエンドツーエンドで実現する。システム共通基盤としてさまざまな業務システムを集約することで、業務プロセスのデジタル化を素早く手軽に可能とし、企業のDXを発展的に実現する

intra-martについてKINCHOは、(1)スモールスタートでシステム開発ができること、(2)開発環境にクラウドやオンプレミスを選べること、(3)サーバーごとのライセンス体系によりユーザー数課金よりも費用が安価なこと、(4)外部システムとの連携が容易であること――などを評価し、採用に至った。

同社では、約30年前に導入した汎用機を中心に社内システムを内製で開発していたが、外部システムとの連携の難しさなどにより開発工数がかかっていた。さらに、コロナ禍で紙ベースのワークフローをシステム化する必要性に迫られていた。そのため、開発工数を抑えつつシステム化の要件に応えられるローコード開発のプラットフォームの検討を進めていた。

ZDNet より

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