北國FHD、マルチクラウドでフルクラウド金融サービス基盤を構築へ
北國フィナンシャルホールディングス(北國FHD、本店:石川県金沢市)は2023年1月13日、より良い金融サービスの提供や銀行経営の効率化を目的に、次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクトの検討を開始したと発表した。マルチクラウドによるフルクラウドの金融サービス基盤を構築する。プロジェクトはベンダー3社(BIPROGY、キンドリルジャパン、インフキュリオン)と共同で進める。
北國(ほっこく)フィナンシャルホールディングス(北國FHD、本店:石川県金沢市)は、2021年10月1日に北國銀行の単独株式移転によって設立された、同行グループの金融持株会社である。
同社は、より良い金融サービスの提供や銀行経営の効率化を目的に、次世代地域デジタルプラットフォーム構築プロジェクトの検討を開始した。マルチクラウドによるフルクラウドの金融サービス基盤を構築する。プロジェクトはベンダー3社(BIPROGY、キンドリルジャパン、インフキュリオン)と共同で進める(図1)。
図1:北國フィナンシャルホールディングスは、地域の顧客に金融サービスを提供するため、マルチクラウドによるフルクラウドの金融サービス基盤を構築する(出典:北國フィナンシャルホールディングス、BIPROGY、キンドリルジャパン、インフキュリオン)
拡大画像表示
拡大画像表示
北國FHDは、クラウドをはじめとするIT活用を推進し、営業の生産性向上や新たなビジネス領域への拡大に取り組んできた。2021年5月には、パブリッククラウドでのフルバンキングシステムを稼働させている(関連記事:北國銀行、勘定系システムがパブリッククラウドで稼働開始、BankVisionをAzureに移行)。今回のプロジェクトでは、フルクラウドの金融サービスを備えた次世代地域デジタルプラットフォームをマルチクラウドで構築する。