メディア記事:安価・高速・安全のクラウドストレージに注力–Wasabiのキング副社長

メディア記事:安価・高速・安全のクラウドストレージに注力–Wasabiのキング副社長

安価・高速・安全のクラウドストレージに注力–Wasabiのキング副社長

同社がアピールするのは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドストレージ「Amazon S3」と互換性がありながら、サービス利用料が5分の1という点になる。互換性は、「Microsoft Azure Blob」や「Google Cloud Platform Storage」とも確保しているとのこと。APIリクエストの料金も無償とする一方、高スループットのデータ入出力性能や、ほぼ100%に近いというデータ保持、ランサムウェア対策としても注目される改ざん耐性の高いイミュータブル(不変)ストレージ機能なども特徴だとする。

このように「安価・高速・安全」をうたうが、その理由をKing氏は、現在のストレージサービスが抱える課題に対応するためと述べる。「DXでデータの価値とボリューム、コストが増しており、(長期的な利用で)費用のかかるクラウドよりもオンプレミスのストレージが選ばれている。他方でランサムウェア攻撃による事業継続のリスクが高まっている。Wasabiがクラウドストレージに専念し、多様なパートナーのエコシステムでこれらの課題に対応する体制としている」(同氏)

Wasabi Technologiesのパートナーエコシステム
Wasabi Technologiesのパートナーエコシステム

Wasabiのストレージサービスを組み合わせてソリューションを展開する技術パートナーは、バックアップソフトベンダーやストレージアプライアンスメーカー、マネージドサービス事業者(MSP)を中心に350社を超える。また、販売パートナーは世界で数千社を数えるという。

社名の「Wasabi」は、ホットデータの“Hot(=熱いが転じて辛い)”になぞらえ、日本のワサビから命名した。King氏は、同社がAPACの拠点を日本に置き、自身も四半世紀近く日本を中心にキャリアを重ねてきたこともあって、今回の役割にはひときわ想いが強いそうだ。

詳しくは ZDNet 記事へ

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