「仕事のほぼ全部をChatGPTとやっている」 深津貴之さんの活用術 “身代わり”になる新ツールも開発中

  • 2023.09.01
  • AI
「仕事のほぼ全部をChatGPTとやっている」 深津貴之さんの活用術 “身代わり”になる新ツールも開発中

ChatGPTをはじめとする生成AIは、さまざまな業務や日常生活のシーンを変革する可能性があるとして、活用の道が模索されている。そんな中、ChatGPT活用の第一人者・深津さんと、AI研究の第一人者・松尾豊さん(東京大学 教授)が約1時間にわたり対談した。

2人はChatGPTをどのように活用しているのか。両者が登壇したITmedia主催のオンラインイベント「Digital Business Days -SaaS EXPO- 2023 Summer」(8月22日~9月10日)の講演の一部をお届けする。

「ボタン1つで“身代わり”が授業」 開発中のツールとは?

深津さんは、企画の立案やレビューから、プログラミングのソースコードや原稿の執筆まで幅広い仕事にChatGPTを活用していると話す。最近では「ボタン1つで自分の代わりに授業をしてくれるツール」を開発しているという。

「今作っているのは、プレゼンや授業で使う動画を丸々1本自動的に作るツールです。(内容だけでなく音声もAIで生成するなど)ボイスジェネレートし、自分の表情も生成して、再生ボタンを押せば自分の代わりに授業してくれるようなものです。今7割ほどできていて、あと1~2カ月で完成しそうです」(深津さん)photo

英文メールのアシストに――松尾さんの使い方

松尾さんは主な用途として「英語のメールを書く時や、自分の考えをまとめたい時にブレスト的にChatGPTとやりとりしている」と話す。

またメールや書類で長文が必要な時の使用例を挙げ、「『エッセンスはこの1行なんだけど書類にはもっとたくさん書かないといけない』という時に、ChatGPTに関連情報を投げて文量を増やしてもらっています」(松尾さん)と紹介して笑いをさそった。photo

さらに自分だけで完結する業務だけでなく、ChatGPTで人と人をつなげる使い方もできると松尾さんは提案する。ではその使い方とはどのようなものなのか――この続きはぜひオンラインイベントの無料アーカイブ配信でチェックしてほしい。

ITmedia より

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