マイクロソフトは、日本時間7月19日未明から開催中のパートナー向け年次イベント「Microsoft Inspire 2023」において、AIチャットサービス「Bing Chat」の企業向けとなる「Bing Chat Enterprise」プレビュー版の提供開始を発表しました。
Bing Chat Enterpriseは、従来のBing Chatと同様に自然言語での質問に対してAIがテキストやグラフ、チャート、画像などで回答してくれるサービスです。
ただしBing Chat Enterpriseでは、入力されたデータやAIによる回答は保護され組織外に出ないことが約束されます。
また、これらのデータは保存されることもなく、マイクロソフト自身も参照することはないと説明されています。
そのため、Bing Chat Enterpriseは情報の外部へのデータ流出などを危惧する企業や組織のために用意されるAIチャットサービスと位置づけられます。
個人ユーザーにも月額5ドルで提供予定
Bing Chat Enterpriseはプレビュー版の提供を、Microsoft 365 E5、E3、Business Premium、Business Standardのユーザーに対して追加料金なしで今日から開始します。
また、単体のサービスとしてBing Chat Enterpriseを1ユーザー当たり月額5ドルのサブスクリプションで提供する予定であることも明らかにしました。