クラウドネイティブアプリケーションの開発や導入に力を入れている大企業は、CCoEの設置を考えるとよい。

クラウドネイティブアプリケーションの開発や導入に力を入れている大企業は、CCoEの設置を考えるとよい。

クラウド推進の取り組みを一元化するCCoE、成功に必要な要素は

 クラウドネイティブアプリケーションの開発や導入に力を入れている大企業は、CCoE(Cloud Center of Excellence)の設置を考えるとよい。会社全体でクラウドを効果的に活用し、事業の拡大やスピード化を図るうえでCCoEは大きな意味を持つ。いざCCoEを立ち上げるときに何から始めればよいかを考えるために、今回の記事ではCCoEの目的や構成要素について見ていく。

Credit: FotoMaximum / Getty Images
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CCoEの目的は、社内のクラウド活用の取り組みを統括する中心的組織を確立し、秩序立てた施策を実現することにある。CCoEが効果を発揮するには、会社全体でクラウドコンピューティングを受け入れ、活用を追求していく姿勢が必要だ。経営陣も社内のクラウド化の機運を十分に認識し、支持していなくてはならない。経営陣の支持がなければ、CCoEが効果を発揮することはあり得ない。CCoEはクラウドの効果を経営陣に伝えるための道具ではない。クラウドの価値について経営陣を説得する立場にある人は、CCoEをそのための手段として捉えてはいけない。

会社としてクラウド戦略を策定して前進する必要があるということを、経営陣がきちんと認識するのが先決だ。そのうえで、クラウド戦略の遂行を支えるのがCCoEである。

CCoEが最も効果を発揮するのは、会社全体をクラウド化に導いていくための手段として経営陣がCCoEを活用する場合だ。経営陣の願いをCCoEが形にしていくことになる。

詳しくは Computer World 記事へ

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