クラウド図鑑 Vol.5

概要
米セールスフォース・ドットコムが提供するCRM(顧客関係管理)および営業支援・SFAのクラウドコンピューティング・サービスが「Sales Cloud」である。現在のセールスフォース・ドットコムはSales Cloud以外にも、カスタマーサービスのための「Service Cloud」や、エンタープライズ用のSNS/メッセンジャーである「Chatter」や、アプリケーション開発のためのPaaSである「Salesforce1 Platform」など、様々なサービスをクラウドで提供している。Sales Cloudは15万社以上に導入され、世界シェアNo.1のCRMソリューションであるという。

Sales Cloudの画面

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URL  http://salesforce.com

2015年5月22日 株式会社クラウディット 中井雅也

機能
営業支援のアプリケーションとして、顧客管理、案件管理、見込み客管理などの営業情報管理、および、カスタマイズが容易なレポートやダッシュボードなどの情報活用機能を提供する。これらの機能はモバイルからの利用が可能で、あらゆる場所からの情報利用が実現できる。また、Outlookとの連携やExcelからのデータ一括入力など入力負荷を軽減する機能も用意されている。

使いやすさ
各種画面はわかりやすく、営業部門のスタッフが直感的に操作ができるよう設計されている。画面、マニュアル、チュートリアル、ビデオなどは日本語化されていて、習得にあたって特に英語は必要ないと思われる。

マニュアルや書籍など
豊富なマニュアルやチュートリアルなどのドキュメントやビデオが用意されている。日本語化されているものが多いため、英語は特に必要ないと思われる。

拡張性
数十万人以上に利用されているシステムのインフラは、「インスタンス」と呼ばれるリソースの集合体が分担して処理を行う。リソースが不足したときには、インスタンスを分割して負荷をバランスさせたり、スケールアウトによる拡張が可能である。このようなインフラを利用者が意識することはない。

可用性
Oracle RACやRed Hat Enterprise Linuxなど、信頼性の高いインフラ上でアプリケーションが稼働している。アプリケーションやシステムの拡張やマイグレーションなどはデータセンター側で行っており、利用者が意識することはあまりないが、メンテナンスは定期的に実施されている。データはセンター内でミラーリングされ、グローバルの拠点間で複製される。

SLA
2015年5月時点でSLAはないが、稼働率は99.9&を達成しているという。

自動化機能
APIにより外部プログラムからの操作や連携が可能。ただしAPIの使用が制限されることがあり、注意する必要がある。

セキュリティ
毎年数十億円規模でセキュリティに投資しているという。高度な設備を持つデータセンターで稼働するシステムは複数社で共有する「テナント」で論理的にも隔離されている。Web経由の通信はすべて暗号化される(HTTPS)。ISO27001を取得済み。SSOE SOC1,2,3監査報告書の提出や総務省 asp・saasの安全・信頼性に係る情報開示指針に基づく情報公開も可能。

データセンターの場所
北米、ヨーロッパ、日本にデータセンターがある。

実績・シェアなど
Sales Cloudは15万社以上に導入され、世界シェアNo.1のCRMソリューションであるという。

エコシステム
APIを公開しているため連携できるソリューションが多数ある。App Exchangeで2000以上のソリューションを公開している。またコンサルティングや販売のパートナーも数百社以上ある。

価格および支払い方法
ユーザーあたりの月額料金での課金となる。支払いは請求書、クレジットカードなど。
参考価格は、ユーザーあたり15000円/年(Enterprise Edition)