Linuxへの乗り換えを考える人に知らせたい6つのこと

Linuxへの乗り換えを考える人に知らせたい6つのこと

PCユーザーの中には、Linuxのことなどまったく念頭にはないという人も多いが、Linuxの人気は確実に高まっている。関心が高まっている理由には、Linuxが企業のビジネスと深く結びついていることや、多くのユーザーにとってブラウザーが主なツールになっていること、デスクトップLinuxが大きく進化していること、Linuxの費用対効果が高いこと(多数のディストリビューションを無料で使える)、Linuxであれば古くなったコンピューターでも使えることなどがある。

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提供:Jack Wallen

現在のLinuxが、ユーザーにとって非常に使いやすいものになっていることを考えれば、今は一般ユーザーがLinuxを使い始める絶好のタイミングだと言えるだろう。

筆者が初めてLinuxを使い始めた頃(97年)は、Linuxをインストールするのも、使うのも大変だった。当時は、何かをしようとするたびに、何をどのような方法で行うべきかを説明しつつ、同じことをするための別の方法も多数紹介している、かなりの長さの説明文を読まされたりしたものだ。それによって混乱もしたが、同時に自由度も増えていった。筆者は最初からその状況に放り込まれたことで、素早く学ばざるを得なかった。その結果、Linuxだけを使うようになってから6カ月後には、Linuxをかなり使いこなせるようになっていた。

とはいえ、OSの使い方を学ぶのにかかる時間としては、6カ月は長すぎる。

幸い、状況は劇的に変わった。以前のLinuxは、最近のOSと比べれば、ほとんど理解不能だと言っていいものだった。しかし今のLinuxは、市場に出回っているほかのOSと同じくらい使いやすくなっている。この記事では、「Windows」や「macOS」からLinuxへの乗り換えを考えている人のために、知っておいた方がよい知識をいくつか紹介したい。

1.思っているよりも簡単に使える

Linuxデスクトップは本当に使いやすくなった。ほとんどのディストリビューションの開発者や設計者は、一般に使われているほかのOSのように使いやすくするために、古いやり方を捨ててさまざまな努力をしている。初期のLinuxでは、コマンドラインは必要不可欠なものだったが、今ではそうでもなくなっている。実際、現在のLinuxは非常に使いやすく、ユーザーフレンドリーになっており、ターミナルウィンドウに一切触れずにLinuxデスクトップを使い続けることもできる。

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